プロミシング・ヤング・ウーマン
ある事件をきっかけに医大を中退したキャシーは、カフェの店員として平凡に働く一方、夜ごとバーに繰り出しては泥酔したフリをして男からの誘いを待っていた・・。
特に何の情報もなくネットの画像だけで選んで鑑賞。
主演がキャリー・マリガンってのも暫くして気付いて、
昔との見た目の違いにちょっとびっくり。
大人っぽくなったと言うより急激に年月感じたと言うか。( ̄∇ ̄;
とは言え、微笑むとやっぱり昔と同じにキュートだったし、
ふとした表情に大人ならではの美しさもあって、
昔より更に色んな面が見える様な不思議な魅力があったわ。
で、過去にとらわれたヒロイン・キャシーが
初めて信頼出来る男性ライアンと知り合い前向きになる・・
みたいな話かと思いながら見てたんだけどさ、
・・違ったね。
あのフワフワでユメカワなニットファッションとか、
明るくポップな映像にすっかり惑わされたわ。
こんな日常は・・それこそユメ・・だったの?・・ってくらい。
ライアン・・・
キャシーとのミュージカルみたいなシーンも・・ユメ・・だったの・・?
・・ってくらい、後になると虚しさが・・。
と言うか、彼、過去の事を突然指摘されて、
いくら動揺したからと言ってもあの態度は酷い。
あの時彼がもっと過去に誠実に向き合ってくれたら、
キャシーは違う選択が出来たかもしれないよね?
そもそも、女性を酔わせて自分の好きにしようなんて事、
どんな時でも許される訳ないのにね。
なんで女性も同意したって事になるのかな?
意識が朦朧としたら、
誰かに体を守ってもらって安静にしていたいって事じゃん?
それがなんで体がちゃんと動かない事に付け込まれて、
どっかに連れ込まれた上に「同意」になるんか意味不明。
それを面白おかしく煽るってのも理解出来ないし、
被害受けたのにそれを信じて貰えないなんて二重の苦しみでは?
何かと開けっぴろげな人とか場所とかだと、
本来普通にあるべき線引き(節度とか)が麻痺するん?(@_@)
ついに決着をつける為に某所に向かったキャシーが
ポップな看護師のコスプレなのはインパクトがあったな。
見た目のこんな軽さの中で行われようとしている事が、
人生をかけた決心である事をヤツらが知る由もなく・・。
そして彼女がまさかあんな事になるとは、
こちらにしても全くの予想外で・・(>_<)
あの弁護士が本当に心を入れ替えてくれてたのは唯一の救いだった。
と言うか、そうじゃなかったらどうしようもない。
彼をちゃんと信じきった(だから後を託せた)キャシーは
本当に純粋な人だったんだなぁ・・と。
まあ、それもそもそもそうじゃなきゃ親友の事とは言え
(最初は姉妹、例えば双子、かと思ったよ)
過去の事件でここまで自分を責める事もなかったろうし、
こんな風に生きる事もなかっただろうけど。
人生、ズルくうまく生きてる人間もいるよね・・と思うとやりきれない。
タイトルの"プロミシング"とは、"将来を嘱望された"と言う意味らしい・・。
(監・脚・製)エメラルド・フェネル
(製作)マーゴット・ロビー ジョニー・マクナマラ トム・アカーリー
ベン・ブラウニング アシュリー・フォックス
(製作総指揮)キャリー・マリガン グレン・バスナー
アリソン・コーエン ミラン・ポペルカ
(主)キャリー・マリガン ボー・バーナム アリソン・ブリー
クランシー・ブラウン ジェニファー・クーリッジ
ラヴァーン・コックス コニー・ブリットン
聖母のよう・・。
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