ペット 檻の中の乙女

動物保護センターで働く青年セスはバスの中で元同級生のホリーを見かけ声をかけるが軽くあしらわれてしまう。しかしセスはずっと彼女の事が忘れられず・・



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2017年に<未体験ゾーン>で上映されたらしい。

似たり寄ったりの監禁モノかと気軽に見たけど(気軽?)
ありゃ~・・そうやったんや~・・な所があって
思ってたよりも面白かった。

ただ、ラストは・・あれは不可能では?
気持ち的には解かる、すご~く解るけど。
いや、あれは現実の顛末と言うより、
彼女と彼だけの世界なんですよ、愛ってそう言うモンなんですよ、
って事なのかもね?

【以下、ネタバレあるよ~】
サイコものっぽかったから視覚的にはやんわりかと思ってたけど、
黒人の管理人が始末される所は結構グロかったなあ。
犬って生肉食べるの?しかも人の・・。

んで、「ありゃ~・・そうやったんや~」・・な所とはもちろん、
まさか彼女の方がサイコキラーだったとは・・!
・・って所ね。 
絶対セスの方が怪しいと思うやん?
だってあんな感じだし。(人は見た目が何割?は永遠の謎)
いや、私はセスの事、最初からそんなに嫌いではなかったけどね。(え)

彼女を救う為に自分の指をも切ってしまうセス・・健気過ぎ・・
いやもう健気を越えてるね。
相手を救いたいが為にそこまでやるって、
一切の迷いのない本心だからこそ出来るって事なんだろうな。
普通に見ればそれすら軌道を逸したある意味サイコかもしれないけど、
誰かを救いたいと思うなら迷いがあっては無理・・なんだろうなあ。

最後、カレシの裏切りを知っても思いとどまれた彼女・・。
なんだかんだでセスのお陰だったし、
だからあのラストはよく解かるし、嫌いじゃない。( ̄∇ ̄;
でも警察絡みにまでなったのに、
その後セスをあの様な状態にするのは不可能だろう、と。
ここで話がこの感想の冒頭に戻るんだけど、
だからあれは究極の恋愛駆け引きで手に入れた二人の精神愛の世界で、
セスにとってもHappyEndだったんじゃ?と思ったんだけどね。

健気なサイコ、と書いて愛と読んでもいい様な気も?!(*´Д`) 


(監・製作総指揮)カルレス・トレンス (脚)ジェレミー・スレイター
(製作総指揮)サルバドール・トレンス ヘスス・ウレド 
ショーン・M・ガウリー アーロン・カプラン ショーン・ペローネ
(主)ドミニク・モナハン クセニア・ソロ ジェネット・マッカーディ