イーストサイド・寿司
メキシコ人でシングルマザーのフアナはオークランドでカットフルーツの屋台をして娘を育てていた。しかし屋台が強盗に襲われた為、新しい仕事を探す事になり・・
お寿司食べたいな~・・な気分で鑑賞。
しかしコレ海外での寿司屋の話なので、
トンデモ寿司とトンデモ日本文化のオンパレードを覚悟・・!(笑)
が、思ってたよりもしっかりしたドラマで、
寿司に関しても(創作寿司はあるけど)そんなにトンデモでもなく、
逆に伝統を大切に思う気持ちも感じられて好感の持てる作品だった。
そりゃ寿司職人が女性、とか、
ほんの数年で一人前になれる訳がないのはそうなんだけど、
それすらに対しても寛容な気持ちになってしまえたのは、
フアナの頑張りが一番なのはもちろんだけど、
そこに日本人、メキシコ人、或いはアメリカ人としての
それぞれのアイデンティティーやプライドをお互いに尊重し
認め合う姿勢があったからかも。
それは寿司屋の経営者ヨシダの感覚とも近いかもしれないな。
勝手に寿司を握るな、は全くその通りだと思うし、
バラエティ番組に出るなんて本当の寿司職人じゃない、
って言い分もちょっとは解る気がするし、
けど、それでも未来への道筋を自分で必死に見つけて、
プライドと希望を捨てずに積極的にチャレンジする姿には
素直に拍手を送りたい・・そんな気持ち。
家庭でも寿司研究に励むフアナも良かったけど、
彼女のお父さんや娘の寿司に対する気持ちも興味深かった。
最初は目もくれないんだよね・・。
でも解る、私だって慣れない外国の料理ってそそられないし、
特に、魚を生で食べるとかハードル高い気がするし。
それでも娘のやる事に少しずつ理解を示してくれて
いい家族だったな・・娘の父親はどうした?(←禁句?汗)
それから寿司職人のアキも細かい事に気付けるいい人で、
フアナと彼の今後の関係もちょこっと気になる所だけど、
そこはふんわりで終わってた(笑)のも良かった。
こんにちフアナ(こんにちは)は、かなり無理あるだろ~!
・・なのも微笑ましい。(^O^)
(監)アンソニー・ルセロ
(主)ダイアナ・エリザベス・トレス 竹内豊
ロドリコ・デュエート・クラーク
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