コンプリート・アンノウン ~私の知らない彼女~

NYで妻と幸せに暮らすトムは自分の誕生パーティに友人が連れて来た恋人アリスを見て驚愕する。なぜなら彼女は15年前に姿を消した彼の恋人ジェニーに瓜二つだったからだ。



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別人になりすます・・と言うより、
別人を演じて完成させる、と言う感じ。
言うなれば、まるで「女優」かな。
いや、でも演じてと言うより、生きて、なんだろうな。

んで、そう言うのって嘘じゃんって拒絶するのは解る、
と同時に、素敵!って興味を抱くのも解る。
別人になってみたい気持ちは、
単に外見を変えてみたい位なら自分だってあるし、
(コスプレ好きな人だって似た様な感じかも?)
人間関係だってトラブると
リセット出来たらと思う事もあるだろうし、
多くの人達はそんなもんだと思う。

でも彼女の場合は
1人の自分として一つの仕事~人生を生きるんじゃなくて、
自分さえ変えて別の仕事~人生を送りたい、って事で、
現実的にはそんな事あり得ない、なんだろうけど、
もし出来たとしたら・・
相当な努力の成果よね?(身分証偽装とかはヌキで;;)

何か一つの事~一つの人生では満足出来ない・・と言う事は、
そこでの人との深い信頼関係は築けないだろうし、
アイデンティティーに不安を抱いたり、
常に孤独なのかもしれない。
でも一つの人生であっても自分の可能性に全身全霊な人は
総じて孤独なのかもしれないな、とも思う。

絶対的な肯定や否定が出来る事ばかりではない世の中・・
誕生ケーキの名前を間違えられたトムの世界も動き出したね。
彼女に再会し彼の心の内が少しずつ変化する様子も、
静かに見守る様に描かれていて好感の持てる作品だった。

「そして、ひと粒のひかり」の監督さんだったみたい。
懐かしいね。それしか見てない気もするけど。( ̄∇ ̄; 


(監・脚)ジョシュア・マーストン 
(脚)ジュリアン・シェパード
(主)レイチェル・ワイズ マイケル・シャノン 
ダニー・グローヴァー キャシー・ベイツ

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