変態島

半年前に津波で幼い息子を失ったポールとジャンヌ夫妻。ある日タイでミャンマーの慈善活動のビデオを見た二人だったが、ジャンヌがその中に息子に似た子供が映っていると言い出し・・



hentai-jima.jpg


タイトル・・( ̄∇ ̄;

これ、「変態村」の監督さんだからと
安直につけたタイトルなんだろうなぁ( ̄∇ ̄;
この監督さんの作品、
ずっとこの調子で"変態"って付けられてたら気の毒だなぁ
と思って調べてみたら、そこはもう大丈夫だった模様。
・・て、前の「変態村」もどうかと思ったけどもさ。
そもそもなんで"変態"を付けるに至ったのか・・( ̄∇ ̄;?

そう言えば、
「バス男」はあまりのヒドさに後に変更されたよねぇ。
「電車男」が流行ってたからって、
主人公がバスに乗ってただけでこのタイトルて・・
タイトル付ける人、仕事ナメとったやろ。( 一一)

話がつい「バス男」に・・( ̄∇ ̄;

で、変態の方ですが・・
前の「村」の方はローラン・リュカ目当てで見て、
今回はべアール目当てで見ました・・と一応言っておこう・・。
いや、べアールが出てなくても
このタイトルで見たかもしれんけど・・( ̄‥ ̄)
で、今回はべアールの旦那役でルーファス・シーウェルも出てて、
「知らなかった!なんてこったい、得したわい!(韻)
良かった~変態見て良かった~」・・ってなったわ。

と言うか、さっきから変態変態言ってるけど、
これ、失くした子供を異国で探しまわる両親の、
至って真面目な物語でしたわ。
いやホント!

それがもう、見るからに怪しげな情報や取引で、
どう見ても騙されてるとしか思えなかったり、
しかもどんどん未開の地へ入って行ってさ・・恐いよ・・。
(実際の人身売買も想像しちゃったりしてさ・・ホント恐い・・)
それでも子供の無事を信じて進んで行く妻ジャンヌの姿が、
旦那じゃなくてももう見てられなくなるくらいでさ・・。
妻と旦那の気持ちどっちも解るし辛すぎる・・。

しかも道中の変わりやすいお天気とかで、
それでなくても離島とか森とか大変なのに、
びしょびしょ、ドロドロ、埃まみれ・・。
すぐ虫に刺されたり謎の生物に血を吸われたりしそうな、
速攻ビョーキになりそうなシチュエーションでそれも恐い。

魂を天に導く提灯のお祭りはキレイだったし、
飛び込んだ水面とか、映像はとても良かった。
それこそ、びしょびしょ、ドロドロ、埃まみれも、
生身にしみ込んで来る様で・・。
最近こう言う感じの映像って減ってる気がするけどどうかな?
個人的には、もし物語が気に入らなかったとしても
この映像だけでも見る価値がある気がする。

ジャンヌはとりつかれた様に進んで行くので、
先がどうなるのか・・もう戻れないのかな・・と不安になったけど、
まさか旦那があんな風になるとは・・。 
ラストに向かう所でしっかりホラーに・・Σ( ̄ロ ̄lll
シーウェル~~~・・・と言うか旦那さん気の毒過ぎ。( ;∀;)

あの子供達は、
同じく津波にさらわれた子供達で(或いは人身売買の犠牲?)
あの島はあの世の楽園みたいな所だったのかな?
ジャンヌは全ての亡くなった子供達の魂の母に?
息子の魂があそこに連れていったのかな?
彼女の望む幸せはそれで良かったの?
旦那も迷いがなければそこに到達出来たのかな?

ただ、そのラストシーンだけは、
心のキレイな人以外にとってはちょっぴり変態チックかも?(え)
いやいや、真面目な物語でしたけどもね、
何しろべアールだからね、なんかどうしても裸になると、
母性よりお色気が勝っちゃう気もしてね、
いや、でもこの役はべアールに合ってたと思うし、
旦那はシーウェルで正解でしたよ!どちらのラストも!( ̄∇ ̄;

べアールもシーウェルもすごく久々に見たし、
そもそもこの作品が相当前ので(2008年)、
その時代って色んなジャンルの映画をガンガン見てた頃ね
・・と懐かしい気持ちにもなったわ。
ジュリー・ドレフュスも懐かしい。
昔日本に居たけど今どうしてるんだろ?  


(監・脚)ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
(主)エマニュエル・ベアール ルーファス・シーウェル 
ペッチ・オササヌグラ アンポン・パンクラトク 
ジュリー・ドレフュス ヨセ・デパウ



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