スーサイド・ショップ

不景気で自殺者が後を絶たないどんよりとした街。そこで唯一繁盛しているのは老舗の自殺用品専門店だった。



suicide-shop.jpg


久々のルコント~・・・アニメだけど。(^^ゞ 
ジャン・トゥーレの『ようこそ、自殺用品専門店へ』
と言うのが原作で、ルコント初のアニメ挑戦!との事。

物語はシンプル、絵柄は画用紙に描いた様な感じ、
ミュージカルアニメとも言えそうなくらい歌もたくさん、
冒頭の鳩(!)からすぐに引き込まれた。
ただ、全体的な絵柄と音楽(歌)は良かったんだけど、
肝心の主人公アランがちょっと見た目もキャラも他より魅力に欠けた印象。
せっかく一番重要な明るいキャラなのに、
他の暗キャのがいい出来とは。( ̄∇ ̄;

実は、アランが生まれる直前に自殺した人の魂が
アランにのりうつって第二の人生始めるのかな?
・・って思ったけど、恒例のヘボ推理だったわ。
いや、でもそうとも言い切れない、
第二の人生だからこそ最初から明るさをモットーに?
・・と思ってもみたけどね・・(悪あがきか・・笑)

お店は、普通に利益だけ求めた店かと思ってたけど、
営む方も実は葛藤があったのね。
奥さんは三度も出産してるし、
やっぱり実感として生への肯定感?は否定出来ないよね?
ご主人は代々のシゴトの責任感も強いだろうし、
そこはもっと葛藤があったかもしれない?
具合が悪くなったのも、
孤独な老人の件がきっかけみたいではあったけど、
アランに煙草を勧めてしまった事も、
心の隅っこで暴れ出したのかもしれないし?

姉がスカーフを纏いながら裸で踊る所は、
弟たちがのぞき見するのってどうよ?とは思ったけど、
ああ言う気だるげなお色気をサラッと混ぜ込むのって
いかにもおフランス的な感じがした。
(個人的な印象です・・と言うかルコント的なだけ?笑)

同様に、最後の、
くすねた縄での首つりに失敗した男に
ちゃんと死ねる毒入りクレープを渡したのも。
あれ、アメリカ映画だったら、
あの男は明るいクレープ屋で生きる意欲を貰ったんじゃ?
ヘタするとソロで踊り出したかも?( ̄∇ ̄;
けど、そんな、
全てを美化せずに厳しい現実の中での個人の決心を尊重する所も
おフランス的な気がして。(しつこいけど個人的印象です笑)

そんな風に考えると、
死んで、生まれ変わって・・って言うさっきの予想は
それ自体が究極の悪あがきかも。( ̄∇ ̄;
♪運命は予期出来ない回り道・・ 
ほんとそうだよねぇ・・。
そして人生は一度きり・・。

姉が店でシャボン玉吹いてる所は一番好きな場面だった。
吹きながら何を考えていたんだろ?
彼女の秘めたり芽生えたりする想いが一つ一つシャボン玉にのって・・
周りの世界を変える予兆の様でもあった。

ご主人の名前、ミシマって・・すぐ三島由紀夫を連想して、
その流れでヴィンセントはゴッホ、マリリンはモンロー?
アランはポー?って思ったけど、奥様の名前の人は? 
みんな一応自殺とされてる人達(不明もあると思うけど)よね?
あと、フランスの映画人(監督とか)っぽいお客も居た様に思うけど、
似た様な雰囲気なだけだったのかな?
なにしろ、ヴィンセントが有吉にドそっくり!だったもんで(笑) 
他にも似てる人つい探しちゃうモードになってたかも。(^^ゞ  


(監・脚)パトリス・ルコント (原作)ジャン・トゥーレ 
(音楽)エティエンヌ・ペルション
(声)ベルナール・アラヌ イザベル・スパッド 
ケイシー・モッテ・クライン イザベル・ジアニ ロラン・ジャンドロン

※ヴィンセント。いや何度見ても激似だろ~(笑)
suicide-shop1.jpg

※好きなシーン。右下のは縄をくすねた人では?👀
suicide-shop2.jpg






★原作はこれなのかな?

この記事へのトラックバック