しあわせのパン

東京から洞爺湖のほとりに移住しパンカフェを営む夫婦。ある日そこへ、カレシから沖縄旅行をドタキャンされたと言う女性がやってくる。


shiawase-pan.jpg


なんとなく(一時期流行ったいわゆる)癒し狙い映画?とか思って
天邪鬼としては構えて鑑賞。(笑)
で、最初の方はまんまそんな印象しかなかったんだけど、
3つのエピソードが終わる頃にじわじわ心にしみてきて、
不覚にも涙してしまった・・不覚にも!( ̄∇ ̄;

その3つのエピソードも、
物語としてはめっちゃ平凡だし(ハッキリ言う笑) 
とりたてて面白いって訳でもないのよ。(追い打ち笑)
けど、
それを目の当たりにする主人公りえさんの心の内こそが本題で、
そこに共感出来る何かがあって。
何か、・・とは何か? 
しみいる感覚や感情をなかなか言葉では説明出来なくて情けないけど、
それこそ、それがしあわせのパンなのかな?と。

りえさん、あんなにメルヘンで・・早くから独りきりで・・
だからこそなのか、
もやもやする現実を心の底にずっとため込んでたよね?
でも、お客さんの問題に関わりながら、
少しずつそれを解き放つ事が出来て良かった。
きっと他人の問題でも自分の事の様に
親身になって考えていったからだよね?
若い頃は良くも悪くも自分中心で世の中見ちゃうし、
でも本当は相手の思いやりや優しさがあってこそ。
そこで初めて自分も自分でいられるんだろうな、と思う。
清々しい気持ちで明日を迎えられるのって
素晴らしいし一番幸せな事なんだろうなあ。

エピソード自体にさほど面白味がないのも、
逆にそれが面白味のない現実を実感させてくれるには充分だったかな。
そこから幸せに気付ければこんなに良い事もないし?

ただ、2つ目のエピソードには何かと引っかかりはあった。 
はたしてカボチャスープを彼らが出す必要があったのか?
うまくいったから良かったものの、
もしかしたら、みくちゃん、もっと意地を張ったかも?
それがキッカケでグレ道まっしぐらになったかも?( ̄∇ ̄;
それに、旦那さんの「みくちゃんなら大丈夫」、
なんであ~たに解る?
みくちゃんとりえさんが重なってただけに、
それを旦那さんが言うのはともすれば傲慢な気もして、
あそこでは何も言わなかった方が良かったんじゃ?と思ったり。
でも、相手を信じるからこその言葉だったのかなぁ?
普通の感覚ならOKなのかなぁ?

絵本の物語(これも随分ジコチューなお月さんやなぁ、
人を呪わば穴二つやで、と思ったり・・ちと違うか笑)から始まって、
絵本の挿絵の様な画で進む物語を見ながら、 
夏にしたって気持ちの良い晴れた日ばかりではないでしょうよ?
台風だって来るでしょうよ?
虫だってたかって来るでしょうよ? 
で、なんで旦那の事をくん付けで呼ぶ?(爆)
・・とかめっちゃリアルに(イケズに)ツッコんでた自分だったけど、 
終わってみれば、
そんな素敵な日々の裏にある様々な大変な事は
見ている自分が想像し思いやり昇華(消化?パンだけに)
していけばいいんだ、
素敵な場面や季節(人生)を見せてくれて癒されたよ、
くん付けも一気にパパ呼びになっちゃったりしてね?
なんとも有難いねぇ
・・とか、やたら感謝する気持ちばかりわいてたりして。( ̄∇ ̄;

ブレンディ(じゃない)知世ちゃんと、
大泉(呼び捨てか~い笑)は意外と合ってた。 
大泉ってシリアス~メルヘンもいいね、意外と。(笑)


(監・脚)三島有紀子
(主)原田知世 大泉洋 平岡祐太 森カンナ 光石研 八木優希 
中村嘉葎雄 渡辺美佐子 中村靖日 池谷のぶえ 本田力 
霧島れいか あがた森魚 余貴美子 
(声)大橋のぞみ






★本もあるのね。👀

この記事へのトラックバック