好きにならずにいられない
40代独身で巨漢のフーシは浮いた話もなく日々単調に過ごすだけ。そんなフーシを見かねた母親とその恋人は彼にダンススクールのクーポンをプレゼントする。
冴えない主人公が恋をして明るく幸せになる話?
・・と単純な予想をしての鑑賞。
主人公フーシはもうそこそこの年齢みたいだけど、
最初はただ日々に流されてるだけな雰囲気。
食事や身だしなみにも無頓着で、
だから太り過ぎだし不潔感漂ってるんだよ(爆)
・・とか最初は思ったし( ̄∇ ̄;
アパートの幼女との交流だって、
フーシはオタクとは言え変なシュミがある訳ではないから
ほのぼのな交流になっていいハズなんだけど、
どうも最初から危なっかしくてさ、
と言うか、親切過ぎてかえって疑われると言う
なんだか気の毒なキャラでもあって、
ちょっともどかしくもあったわ。
運命の出会い?のカノジョからも、
「殺されそうだから何か喋って」とか、
「変態なの?」とか言われるし。
そっちから頼んできてその言い方はないだろ~・・
・・いや、めっちゃウケたけど!(T▽T)笑
で、彼女との出会いはまさに旅立つ前の空港、
ここからがフーシの第二の人生の始まりね?
・・って普通に思ってたのに、あんな風になるとは・・。
いや、あんた(カノジョ)が一緒に暮らしたいって言ったやん、
そっちから言ってきてそのドタキャンはないだろ~
いやこれもうドタキャンのレベル越してない?
いくら精神的に不安定でも・・なんか酷いなぁ~
・・ってこれまた普通に思ったけど・・
でもそこで止まらなかったね、彼の想いは。
と言うか、出会って間もなくにちょっとお話しただけで、
勝手に旅行決めたり、職場訪ねたり、
音信不通だからってドア(ガラス)破壊して家に侵入したり
(ヘタすりゃまた警察沙汰)
行動は最初からかなり(アブナイ)気合い入ってたよね。
ある意味、やっぱ変態かもしれん。
結果オーライな為、とりあえずいい意味の方でヨロシク!
マイナス×マイナス=プラス!・・みたいな感じで!
あんだけメンヘラのカノジョの存在は
母親の言う通りだったかもしれないけど、
彼自身がそれをそれだけのものにはせず、
そこからちゃんと自分の一歩を探し出してさ、
それはカノジョの為であり、自分の為でもあって・・。
ネガティブで弱そうに見えた主人公は、
本当は誰よりも強い人だったのかも?
・・って気持ちにもさせられた。
そう言えば、職場の酷いヤツが助けを求めた時だって
ちゃんと手を貸してあげてたよね。
そんな人こそが、強い人、なのかもしれない。
と言う訳で、
後は、食事と身だしなみにさえ気を配れば、
先は明るいと信じたい。
ダンスの時は結構イイ感じだったしね。(^_-)-☆
(監・脚)ダーグル・カウリ
(主)グンナル・ヨンソン リムル・クリスチャンスドウティル
シグリオン・キャルタンソン
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