黒い箱のアリス
事故で母親と自らも右腕を失ってしまった少女アリス。義手を付けリハビリを始めたある日、森の中で巨大な黒い立方体を発見する。
最初は、いきなり!!?
・・だったけど、それ以降は、
全体的に静かにゆっくりと進んでいく物語。
アリスと父親は森の中の一軒家に暮らしてるけど、
一軒家と言う言い方が全然似合わない様な、
なんと言うか近未来的な?前衛的な?雰囲気が漂う立派なお家でさ、
近くにある森とそのお家との雰囲気バランスが絶妙。
あるシーンでは遠目の定点長まわしで、
ちょっとハネケを連想したりと、
映像~雰囲気はとても好みだった。
物語は、まさかのタイムトラベル系・・
いわば「不思議の黒い箱のアリス」。
で、時間行ったり来たり系に絶対ある、それはOKなの?って所が色々。
判りやすい所では、自分が自分と逢う、とかね。
あと、ソフトバンクの犬・・じゃなくて、
お母さん犬に関しても、それを介した二人のアリスが
どこまで状況を把握してるのかよく解らなかった。
あの姉弟の件・・カレシの暴力ひどすぎるね。
何故あそこまで姉弟が縛られてるのかも謎だけど
(それがアメムチの恐い所?)
たとえ過去を変えたとしても、
ああ言う男のああ言う性質は変えられないんじゃ?とも思ったわ。
強い想いが何かを動かしたり変えたり出来たとしても、
そこから何を生み出すか、生み出そうとするか、
それってやっぱその人次第なんだろうし?
見るからに怪しいあの黒い箱に自ら入っていくアリスちゃん・・
恐いもの知らずの若さに溢れてたなあ。ファッションも。
そしてクライマックスで・・
まさかのトム・ハンクス押し!
あんな緊迫シーンで・・謎過ぎる・・!(笑)
(監・脚)サドラック・ゴンザレス=ペレヨン
(主)ロウェナ・マクドネル ジュリアン・ニコルソン アイデ・リサンデル
マルク・プッジェネル ウィル・ハドソン ダニエル・M・ジェイコブズ
(声)ルーシー・ティレット