ブラック・ボックス ~記憶の罠~

自動車事故でシェルブールの病院に救急搬送されたアルチュール。昏睡状態から目覚めた彼は、看護師から自分のうわ言を書き留めたメモを受け取るが・・




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ブラック・ボックスって、
封印された記憶の事だったのね。
確かに、思い出さない方がいい記憶もあるかもだけど、
思い出さないといけない気がするのに
思い出せない、ってツライよね。
頭の片隅にずーっと何かが引っかかってるみたいな。 
解るわ~・・自分もよくあるし。(←単にトシのせいでは)

最初の方は、青みがかかった不思議なムードで
(ちょっと「マシニスト」を連想するような)
すごく引き込まれて見入っちゃって。
特に謎の言葉「スパゲッティを刈る」とか意味不明過ぎて興味津々。
それと看護師がコティヤールだし、これは絶対何かあるでしょ?
ないはずがない!むしろ絶対あって欲しい!・・みたいな。

いかにも~な幻覚見せてくれる所は
”ヤク剤師”が何故か漫画っぽい怪しさで、
ここだけコメディのノリだったり、
前半は割と楽しめたんだけど、
後半になると急激に展開がモタつき出して、
「本日の悪いヤツ」もすぐわかっちゃうし、
尻つぼみしちゃったかな。

謎の言葉の其々の意味とかもちゃんと思い出して良かったけど
初恋のベティとの顛末も知りたかった。(そこ)
コティヤールとはやっぱり色々あったね。
色々やったね、のが適切か?Σ\( ̄ー ̄;コラコラ

あと、主人公は記憶に翻弄されまくりだったけど、
自覚してからは見た目がガラッと、キリッと変わって・・
見事に気持ちが外見に表れてたわ。


【以下、ラストに触れています。ご注意ください】

最後、「本日の悪いヤツ」との勝負(?)は、
なんだかアッサリしてたなぁ。
ヤツが後悔して懺悔の道(?)を選ぶにしても、
そこまでの苦悩がさっぱりわからないから
怒りも同情も何もわかなかったし、
だいたい自殺するつもりなら何故主人公を撃ったの?
としか思えないラストだったわ。


(監・脚)リシャール・ベリ
(主)ジョゼ・ガルシア マリオン・コティヤール ミシェル・デュショーソワ 
ベルナール・ル・コク エレーナ・ノゲラ ジェラール・ラロシュ



ブラック・ボックス ~記憶の罠~ DTSスペシャル・エディション [DVD]
角川エンタテインメント
2009-05-08

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